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TOP企業インタビュー>Vol05:株式会社エニーズ 代表取締役 川崎 昌子

Q株式会社エニーズの事業内容について簡単にご説明いただけますか?

Aアパレル業界では、プレタポルテ(既製服)とオーダー(注文服)がありまして、当社の場合はオーダーになるんですけど、特にオーダーはビジネスウェアーが主流ですので、当社の事業主体は女性向けのパターンオーダースーツのブランド開発や販売などを特徴としたビジネスをしています。以前までレディーススーツに関してはメンズスーツのようにオーダーの仕組みが確立されていなかったので、そういう意味では当社が新しく業態を作った形になると思います。

具体的に事業内容を説明すると、東京と大阪にある実店舗のアトリエラウンジ(接客サロン)では、お客様の個性を最大限に引き出すスタイリストという意味の「キャラリスト」が良きアドバイザーとしてお客様をコーディネートさせていただいています。インターネットでも5サイトを運営していますのでサイト上で直接注文することができますし、その他には求人雑誌とのコラボ事業で異業種を絡めた販売チャネルを使ってビジネス展開しています。

Q川崎社長ご自身はシングルマザー起業家として現在ご活躍されていますが、どのようなキッカケで起業をされたのか教えていただけますか?

Aシングルマザーだから、子育ての時間を増やしたいからというよりも「自分に正直でいたい」「これをしなければならないとかじゃなくて、これをしたいかどうか」をいつも私の中では判断基準として持っているので、私は自分の自由な時間を作るために英会話スクールを創設しました。

Q以前は英会話スクールの運営をされていたということですけども、株式会社エニーズはアパレル業ですよね?どうしてアパレル業界に進出しようとお考えになられたのですか?

A少し振り返って話をしますけど、20代に英会話スクールを経営していたときに実際には先生と生徒の授業ですから、運営の仕組みが整えばマネージャーの私には時間的余裕ができたんですよ。そこで休日はNYを中心に旅行して現地で色んな服を買っては、それを知り合いのデザイナーやメーカーさんにサンプルとして譲ったりしていたら、今度はバイヤーとして依頼が来ちゃって!!(笑)

まぁ驚きましたけど、別に普段の買い物の方法が変わるわけではなかったので、それを引き受けて仕事をしていたんだけど、そうするとやっぱり現地のバイヤー同士で仲良くなったりして、そこで運命の人ではないですけど大きな転機を与えてくれた人に出会ったんですよ。その人はゴスペル留学中の女性で、その彼女から「私はゴスペルに専念したいから私の顧客を全てあなたに譲りたい」って突然言われて、それでまた彼女が音信不通になってしまって・・・。すごく困りましたし驚きましたよ(笑)

でも仲も良かったし、仕方なく彼女の仕事を引き受けて続けていて、当時の若い女性層と私のファッションセンスがマッチしていたこともあって仕事が順調になりだいしたので、1997年に有限会社ジェイズジャパンを設立してニューヨークのインポートファッションを扱うセレクトショップを始めました。それが今のエニーズの原形みたいなもので、アパレル業界への進出ですね。

Q女性向けのパターンオーダースーツという新しい業態を作られたわけですが、その中でということは最も苦労したことは何ですか?

A苦労がありすぎるのでそれが当然として認識してますから苦労という印象はないですけど、あえて言えば・・・人材の確保と育成です。新しい業態なので人材も未経験者となってしまいますから、人材を確保してそこから教育し、良い人材に育成するのが今でも大変です。ですから当社では育成プランに力を入れてますし、何度も修正しています。

Q社長としてビジネスに対して、また社員さんに対して心掛けていることを教えていただけますか?

A元々、私のビジネスポリシーとして、「人が困っていることを事業化すれば成功する」という考え方があるんですよ。この考え方があったからこそ女性向けのオーダースーツの事業化を決意しましたから。

社員に対しては躾というか「基本マナーの徹底」です。あくまで接客業なので、小さな約束の大切さを教えてあげるとか基本マナーを教えるために、社内でのあいさつ、ねぎらいの気持ちを大切にさせてますね。こういう姿勢はすぐに顧客への対応に現れるし、会社の文化は社員個人が作るものと考えているので業績よりも基本マナーを身に付けることを徹底しています。

Qアパレル業界における御社の今後の動向(戦略)について、目標などあればお話いただけますか?

Aレディーススーツブランドで業界ナンバー1を常に目指しています。またそれを目指すためにもブランドは顧客が作ると考えてますので、「顧客(ターゲット層)を選ぶこと」に重点を置いています。シルエット、デザイン力、提供方法など様々な差別化方法がありますが、当社としてはキャリアウーマンを階層別に捉えて、その階層に合ったブランドを提供しながらファッションコーディネートをしていきたいと考えています。

Q人材の確保と育成が難しいとお話の中でもありましたが、新しい社員として望む資質などはありますか?

A当社の求人条件は「二十歳以上と自分の将来を真剣に考えている方」だけです。女性の雇用がメインですけど、自分の軸を持って自分で自分のことを把握できていること人は目力があるし、そういう人はやりがいとか今後の展望を重視いているから、月給とか目先の就業規則に捉われないでしょ? 自分の中の「幸せの定義」をしっかり持った人材に来てほしいです。

Q大学生へのメッセージとして、川崎社長が考える、大学生(低回生)に向けて大学時代にしておくべき経験等はありますか。

A絶対に海外留学。社会人になってからは無理だから、卒業前の短期留学でもいいのでとにかく社会に出る前に海外の文化、考え方に振れてほしい。遊学でもいいんだよ(笑)

海外の学生はみんなそういう経験してるし、大学時代なんて自由な黄金の時代なんだから、自分の興味分野がこれだと思ったらとにかくやってほしい。私もロスやNYなどに行った経験から言ってるので、学生のみなさんも積極的に行動してください。

インタビュー担当者の感想

今回、川崎社長には大変お忙しい中、インタビューにご協力頂きありがとうございました。

ものすごくエネルギッシュな方で、自分の生き方について正直な人だなぁという印象を受けました。女性、男性に関わらず学ばせていただくことが大変多いと感じましたし、全体的に女性起業家の数が男性に比べて少ないですが、このインタビューをご覧いただいた女性の皆さんも起業という将来の選択肢も考えてみてはいかがですか? と言ってみたい気持ちにさせていただきました(笑)

福島 有二

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