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TOP企業インタビュー>Vol06:西村株式会社 代表取締役 田中 一彦

Q貴社の事業内容について簡単にご説明いただけますか?

A燃料油の販売を事業のコアな部分として展開していますね。でも、燃料だけの販売だと、たくさん販売業者があるから底が浅いと感じるし、だから車に関するいろんなことで関わっていきたいと考えていますね。具体的には車に関して燃料の販売をせずに、給油作業一式をお客様に納得して買ってもらう、その中身は親切を基本とした会話やいろんなアドバイスです。そして、そこから我々のビジネスチャンスが広がっていくんですよ、例えば車に傷がついていたらその修理だったり、車検であったり、もう乗り換えるというお客様には新車の販売を行ったりしていますね。そして、新車の販売では保険が付いてくるものだから保険の無料診断を行っていて、当社では二種類の保険を用意していてね、安心の充実したプランとこんなにも要らないよっていうお客様ために値段重視の安いプランを用意していますね。


他には最近Fシステムという車を買いやすくするシステムを用いた車販売を始めたんですけど、似たようなシステムは他社もたくさんやってるんですけどね、お客様が安心して使えるシステムじゃない場合が多かったりしてね、でもこのFシステムはお客様が安心して利用できるシステムだからはじめたんですね。でも、関西人にはなかなか気に入ってもらえないみたいで、値切って買って長く乗るっていうひとが多いみたいでなかなか売れないですね。(笑) 


だから、今は未使用車の軽自動車をメインに取り扱っています。今言ったように流れのようにいろいろなものが派生してきた感じで事業内容は増えていますね。とにかく、自動車を扱うにあたって関係しているものの事業の深堀りを行っているので、車に関することはどんどんやっていきたいですね。次は教習所なんて思ってたりしてますね(笑)

Q様々な事業を展開している理由をお聞かせいただけますか?

A私は経営者として怖がりだから、いろんなことをやって、どこかの事業でひっかかっていたいという気持ちがあるから、いろんなことに関わっていくということを第一に考えていることそれが最大の理由です。先にあげた商品がその具体的な例で、そういったものでこれがダメならこれ、といったようにいろんなことを行って、とにかくどこかにひっかかっていたいと考えていますね。これから燃料油販売は減退していくと言われているんだけど、それは数字で言うと巨大元売りメーカー一社分の数字であると考えられているんですよ。その原因は少子化であったり、スモールカーブーム、環境問題であったり、いろんな問題があるけども、これからはもうあまり車は走らないだろうと考えられているわけだから、これからは車から派生したいろいろな商品を扱っていれば生き残りやすいと考えているからですね。

QSS店を経営する上で田中社長が大事にしていることはなんですか?

A先ずは何より「安定供給」絶対に品切れさせないとういうことですね。この前の暫定税率問題の時は他のお店では売り切れが多々あったみたいだけども僕は、この信念を貫いて「品切れ」をさせない為に数千万円の損失を出したんだ!!次に、お客様とSSの「相互信頼」を大切に、値上げ・値下げのお知らせは当然、今後の見通しやあらゆる情報の開示と告知を重視しています。これらを通してお客様には「最後には選んで頂けるSS」を目指して努力し続ける事ですね。具体的には、ガソリンは値段の変動っていうのはよくあることですよね。そういった値段の変動というのは僕らの方でも、ずっと前に知らされているものではなくて、前日にいきなりその通知がくるんです。そのとき急に値段を変えるんじゃなくて、一週間前にはきちんとお客様に告知するということを僕はしていますね。そのために日々、情報を集めて値段の増減を予想して、お客様に告知する。そういったことなどで、「相互信頼」を大切に、お客様に「最後には選んで頂けるSS」を目指して努力し続けていています。そして、SS側の都合だけのサービスマニュアルは排除し、「お客様目線」から本当に快適なサービスを提供することの徹底追及!!これら、三つのことをSS店を経営するうえで大事にしています。

Q田中社長の今までの経歴について教えていただけますか?

A実は、大学の時は明確に自分の目標があったわけではないです。車が好きだから親父の後を継ごうって漠然と考えていただけなんです。でも、親父の会社に入る前には石油業界について、販売は油を扱う業界では下流に位置しているよね、だから最も上流に位置する企業に就職したいと考えていました。イメージとしてはサウジアラビアで油田を掘るイメージだったんだけど現地人だけで掘ってるみたいで、実際に掘ることはかなわなかったですね。(笑) 

だから、販売の仕事をしようと思って新日本石油に入ろうと思ったんだけど、ちょっとそれも叶わなくて新日本石油の100%子会社に就職しました。実際に1,2年ほど勤めていたんだけど、その会社はレベルの高い会社だと言われていたんだけどレベルの違いはあったけど仕事の内容は西村株式会社と同じだったんですよ。


じゃぁ、自分の会社のレベルを上げようと思って西村株式会社に入ったんだけど、でも入って10年は丁稚みたいな感じでね、今はもうそういったものはなくなったんだけど・・・。だから改善なんていうものにはなかなか携わることができなくてね、そのうち32、3歳くらいのときに、やっとスタンド部門を束ねる課長の仕事を任せてもらえるようになってね、取り組むことはたくさんあったんだけど全部はできないから販売量を爆発的にあげようと1200キロリットルを売っている会社を2000キロリットル売る会社にしようとして、受け入れ態勢の改善や営業時間の延長、集客イベント、店のリニューアル、新設の店舗を作ったりして頑張っていてね、結果的に3年でやるつもりだったのが2年ちょっとでできましたね。


そして、課長をやめて次はスタンド部門の部長になって、お客様を増やして定着してもらうのが課長、部長は来てくれたお客様に対していろんなものを販売することといったように常に目的を持って行動していました。仕事を明確にして期間も決めるそういう風に仕事をしてきました。そして、今現在にいたります。今までで印象に残っている仕事は兵庫の三田市に西日本最大のスタンドをみんなで協力して立ち上げたことですね。他には課長の時に作った新店舗で記録を作ったことですね。そういったものは私一人で作っていくものではないですから、それに関わった人々が成長して大きくなることが中でも一番うれしいですね。

Q社長業として心掛けていることはなんですか?

Aまず、今はCSブームとなっていますが、私はCS=ESとおもっているんですよ。当然、ESが先に立つわけはなくて、CSが先になってくるわけなんですが、お客様が満足して、安心、納得、そして最後に信頼してもらって我々のサービス、商品に対してお金をもらう、そしてそのもらったお金でESを行っていくという感じですね。そして、最後にCS=ESという形にもっていくというわけです。私自身が社長である前に商売人、昔風に言うと商人(あきんど)なんです。だから、人に嫌われたらダメだということ、そして媚を売らない、人によって態度を変えない、つまりは偉い人に対してへりくだらないことであったり、アルバイトだからといってみくださないということですね。


他には自分の言っていることをころころ変えないということを大事にしていますね。例えば、朝礼とかのあいさつではきちんと原稿を作ってそれを捨てないで取っておいて、それをすべてFAXで全店に流すんですよ。だから、過去にさかのぼって私の言っていたことはすべてわかるようになってるんです(笑) とにかく、今の自分と昔の自分をみてその流れが変わっていないか、変わっていればその理由を探る、そういったことに気をつけています。実は、最近まで会社の理念がなかったんですよ。そこで、長々とたくさんあるよりもしっかり覚えておけるよう短くて、私が常々思っていることを理念にしました。それは「感謝と挑戦」これが理念です。感謝とは五体満足ではたらいていることに感謝してそれを始まりとしてすべての物事へ感謝するということです。挑戦とはこれからの西村株式会社は今までの延長線上にないぞということですね。

他には、社員が誇りを持って仕事ができる環境を作るということを心がけています。例えばお客様からのクレームが来たときに我々に非がなければ謝らないといったようにプライドをもって仕事が出来るようにとかんがえていますね。とにかく、社員のための裏方仕事それが私の社長業ですね。

Q業界動向、および業界における貴社の今後の動向、戦略を聞かせてください。

A今、ガソリンの値段が上がりに上がっていますが、その原因と考えられるのは大きく二つで、BRIC‘s(ブリックス)と呼ばれている国々であるブラジル、インド、ロシア、中国で燃料油需要が急増した事によるものがひとつ。二つめが、アメリカのサブプライム問題に端を発した投機マネーが行き場を失い原油先物取引に一気に急流入したことによるWTI相場の高騰。これらが、ガソリンの値上がりの原因として考えられますね。ガソリンが電気へ転換されるという意見も出てきていますが、本格的に電気が持てはやされるのは、まだ先かなと考えています。

 

その理由は、今出ているハイブリッド車は電池で例えると、まだマンガン電池みたいなものであって、この後に絶対高性能なリチウム電池みたいなものが登場すると僕は考えているんだ、そういったものが出現するまでは、まだ電気の時代は来ないと思いますね。じゃぁ、なぜそういったものが出てこないのか。それは、コストが高いっていうことが言われているけど、それは建前で、実はバッテリー車に対する課税するシステムがないからじゃないかなって考えています。でも、もし出たらガソリンの値段の落ち方が怖いので最初に述べたように西村株式会社であれば安心だ、という信頼を持っていただける事業展開をしていますね。

Q貴社が採用面接時に重要視している点、または持っていて欲しい資質とはなんですか?

A今は高卒の方たちを年に5人採っています。今年は3人しか採れなかったのですが、昔は大卒の方を採ったりといろいろやっていたんですが、いまもう高卒の方に絞っています。面接では人柄を重視して見ます。他にはペーパテストの計算問題を実施したりしているのですが、90%は面接で決定します。やはり、マニュアル人間の方には期待していないですね。大学のセミナーで教えてもらったマニュアルに私は期待できませんね。私は面接でひとつだけ聞くんですよ「君は、社長を金持ちにできるか?」って、「YES」と答えるまでの時間でいろいろ判断しますね。他には、その人が今までの経験したことであったり資質をできるだけ引き出すことができるようにいろいろ聞きますね。資格についてはおまけです。資格での採用はありえないですね。だから、やっぱりいろいろな経験をしてきてください。

Q大学生へのメッセージとして、田中社長が考える、大学生(低回生)に向けての大学時代にしておくべき経験などはありますか?

Aいろいろな経験をすることが大事であるとおもいますね。自分たちで何かをしようとして、考えて行動して苦労してきた人たちに興味がありますね。また、サークルや留学っていうこともそうなんだけど旅をしてきた人、特に異文化に触れてきた人、おもしろそうなことをしてる人にも非常に興味がありますね。後は、いろんなチャンネルがある人、仕事のチャンネル、遊びのチャンネルいろいろある人がやっぱり強いですね。

インタビュー担当者の感想

お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。お話を聞いている中で田中社長という人間のすごさを知ることが出来たと思います。自分のポリシーを貫いてお仕事をなされているということがひしひしと伝わってきました。また、本当に社員のためを思い社長という裏方仕事を行い、お客様のためを思い丁寧な仕事を続けていく素晴らしい方だと思いました。私もこのCareer-Aidを通し様々な経験を積み自分の考えを明確にし、それを貫き通していける田中社長のような人間に近づければと頑張って生きたいと思います。

杉本 達也

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